YはYpsilonのY

ドイツに関係があったりなかったりすることの記録、です。

村に、サーカスがやってきた

ある日、村のはずれに、
大きなトレーラーが何台もやってきて。

そのうち、テントを設営して、
動物小屋などが建てられ。

初めてだ。
うちの村に、サーカス団がやってくるのを見るのは。
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普通、サーカスがやってくると、
あちこちに宣伝のポスターなどが貼られて、
ああ、サーカスが来たんだなあというのがわかる。

でも、このサーカス団は、
そんな派手な宣伝活動もなく、
会場の近くで、Circusとだけ書かれた小さな看板を見かけただけ。

車を見ると、いかにもレトロな雰囲気で。
ぜひ、観に行ってみたいと思っていたけど、
3回ほど公演をしただけで、あっという間に終了。

観に行った姪っ子たちに話を聞くと、
「ナイフ投げ名人」と「火吹き男」などが出てきたと。
あとは、曲馬芸と、犬の芸があって、
ピエロが何かにつけて「マヨネーゼ!」と言ってて面白かったと。
うーむ、なんて素朴で、気取りのない出し物。
何といえばいいのか、大掛かりの対義語って、小掛かり?
逆にこういうのって、今なかなか見る機会がないんじゃ。
見逃したのが心底悔やまれる。

なんだか、イタリア映画『道』(La Strada)の世界を、
つい想像してしまうけど、
1954年の映画だから、
さすがに今はここまで「ドサ回り」的ではないか。


カナダに本拠地があって、
世界中で公演をしている大きなサーカス団。
日本で各都市を回るツアーをしているときに、
メンバーと知り合う機会があり。
定期的にテント村におじゃましていたことが。

プレハブの住宅が並び、
自分の「家」として、生活の基盤ができていて。
その家は、ある程度、
自分の趣味を反映させて作ってもらえるようで、
畳を敷いている人も。

家族で移動している人もいるから、
子供のための教育施設が作られ、
公演先ごとに、日本語学校を見つけては、
空き時間に日本語を勉強する人もいたり。
その土地土地での、
買い物情報やおいしいもの情報も熱心に収集し。

移動生活ではそうせざるを得ない部分もあるだろうけど、
身軽なのに、ちゃんと根っこを持ってる感じ。
場所に関わらず、自分がしたいことをする、
そのブレなさがいいなあーと。

その点、私は。
ちゃんと家もあるのに、
もう数年この国にいるのに、
何だかまだ自分がいるべきところにいないような気持ちで、
浮ついた生活をしてるような気がする。

特技といえば、似てない物真似ぐらいで、
サーカスにも入れないしなー。


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