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ドイツに関係があったりなかったりすることの記録、です。

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うちのドイツ人にとって、必要な日本語

えっと、この本のことを書こうとしてたんだった。

家人が使っていた日本語教材が、
地下室の段ボールに。
その中で必要な物を探していて、見つけたのがこの本。
『Leitfaden』ライトファーデン。
1910140004.png

入門書とか手引きという意味。
日本に住むドイツ語話者のために書かれた、
生活マニュアル。

発行年の記載がないけど、
1990年代に書かれたものと思しい。
(初版は1990年という情報もあり)

出版社はIKOI Verlagというところ。
ご主人の仕事の都合で長くドイツに滞在していた日本人の方が、
東京及び近郊に住むドイツ語話者を支援するために、
この出版社を立ち上げたのだそう。
帰国後に、こういう活動をされる方もいるんですね。

病院で、レストランで、デパートで、
といった場面別の例文が、
日独併記で豊富に載っていて、私にも便利。

他には、
洗剤の種類が写真入りで紹介されていたり、
不在票の見方が説明されていたり、
地震や交通ルールについての詳しい解説も。
まさに痒いところに手が届く、
日本人ならではの配慮に満ちた一冊。

重要な情報として、こんなのも。
退治法として数々の製品の紹介と、
ホウ酸団子の作り方まで載っている。
2010142355.png

奥付には編集に関わった人の名前と電話番号が。
質問があったり、助けが必要な場合は連絡を、とある。
どこまでもきめ細かい気遣い。

今でこそ、ネットで細かい情報まで得られるし、
外国人のための生活マニュアルはあふれている。
当時でも英語の出版物はあったと思う。
でも、ドイツ語でのこういう試みは珍しかったんじゃないかな。

もちろん、発行されてから長い年月を経ており、
すでに実情に合わない記述も多い。
でも、出版された方ご自身の異国での体験が、
日本で困っている人のため活かされた経緯を考えると、
本の重みを感じる、というか。

家人は東京に住んでいたわけじゃなかったのに、
どこでこの本を手に入れたのか。
覚えていないと言うし。
日本語学習には別のテキストを使っていたし。

本をめくっても、使った形跡なし。

が。

17ページに初めて下線が。
2010142352.png

その後、またしばらく何もないと思ったら。
おおおっ!83ページに!
2010142353.png

続いて、84ページにもマークが。
2010142354.png

あとは最後の158ページまで、何もなし。

家人にとって、真っ先に必要な日本語って、
これか。

ま、食べ物は大事だからね。
私も食に関するドイツ語の語彙は、
やっぱり吸収が早い気がするし。

日独友好の一つの形の、この本。
貴重な資料として持っていようと思う。
いや、だって、これ、
ほんとに労作だと思うもの。



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Comment[この記事へのコメント:]

NoTitle 

  • aka 
  • URL 
  • at 2014.10.21 19:19 
  • [編集]
お久しぶりですっ、復活しました^^

おお、ドイツ人に欠かせない語彙!(爆笑)
前回にも書かれていましたが、母語を離れると、環境によって語彙の範囲や表現の仕方が極端に偏りがちですね。
それをカバーしてくれるのが、退屈な(笑)語学学校の教材かと思うようになりました。
この本、日本に滞在したい友人たちにお勧めしたいと思います!

NoTitle 

  • Kotomi 
  • URL 
  • at 2014.10.22 07:39 
  • [編集]
ほんと、がんばって作った本ですね。
私、こういう本は逆にドイツ語学習のために使ったりします。
テーマが知ってることだし、頭に入って来やすいし。
それにしても、日本語のローマ字表記を久々に見たけど、何事かと思いました。笑
ミックスサラダとか、MIXじゃだめだったのかとか、網焼きとか、突っ込みどころ満載。でも好きです、そういうのを探してニヤニヤするのも。

akaさん へ 

  •  Y 
  • URL 
  • at 2014.10.22 08:59 
  • [編集]
お久しぶりですー!お変わりないですか^^

難しいことを言いたいわけじゃないんですけど、自分らしい「ドイツ語」を目指せたらなーと。
でも、ゴールは遠い、気がしてます(笑)

この本を出してる出版社のサイトがあるんですけど、なぜか開かなくて、リンクなど張るのをやめました。。。
ご興味があれば、検索してみてください。ドイツ人にはきっと役に立つはずです。

K o t o m i さん へ 

  •  Y 
  • URL 
  • at 2014.10.22 09:41 
  • [編集]
カタカナ語のローマ字化は特に厄介ですよね。buroguとか書いてあっても逆に意味がわかりにくいん
じゃないかと。。。
この本、実用的なしっかりした例文ばかりなんですけど、ひとつだけ「このりんごとこのりんごとはどこが違いますか。大きさだけの違いですか」というのがあって、ドイツ人が言いそうな文ってことなのかなあ、とちょっと面白かったです。

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