YはYpsilonのY

ドイツに関係があったりなかったりすることの記録、です。

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ドイツ人の、怒りの別件

ちょっとした記念日があって、
この辺りで一番高い
場所に建っているレストランで夕食を。

典型的なドイツ料理ではなく、
いちいち料理名が長い、
妙にこじゃれたモダンでクリエイティブな料理を出す店。

いや、私たちはここが大好き。
気取った店ではないし、料理にハズレが無いし。
おいしいワインも揃っているし。

ということで、非常に満足していたら。

「グレーテルの誕生日に、母と兄、招待もらいました」
と話を切り出す家人。
グレーテルというのは、
家人と一番仲の良い叔父さんの伴侶。
叔父さんよりうーーーーんと年上で、今度めでたく90歳におなりに。
その誕生日に、義母と義兄だけ招待をされた、と。

ドイツの誕生日会は、
ゼロとか5のつく、キリのいい数字の年には、
大勢の客を招いて盛大に開かれる。
で、誕生日を迎える本人が費用を持つ。

「グレーテルは、ケチと思います」

招待客を減らして、出費を抑えようとしている、
だから我々を招待しないのだ、
と家人の見解。
我々を招待したら、残りの甥や姪やその家族など、
みんなを呼ばなければならない、
そうなると、うん、まあ、大変だ。

義兄が招待されたのは、
彼はいつもグレーテルに優しいし、
義母を送り迎えする人が要る、
そんな理由があるらしい。

いいじゃん、みんなも招待されないんだから。
と私は思う。
家人の不満のポイントがピンとこない。
しかも、今その話をしなくても。

「誕生日に招待もらいませんでしたけど、
別の日に一緒にフラムクーヘン食べに行く招待もらいました」
フラムクーヘンは、いろいろ省いて説明すると、
アルザス地方の薄焼きピザ。
我々の好物ではある。
が。
その招待も気に入らない、と言う。
「これは、schlechtes Gewissenの招待です」と。
つまり、誕生日会に招待しないことを気まずく思っているので、
穴埋めをしようと。
フラムクーヘンでお茶を濁そうとしているのではないかと。

いや、だからさ、別にいいじゃん。
フラムクーヘン、食べに行こうよ。

「私は全然、この招待要りませんよ」

安上がりに済ませようという魂胆が見えると言うけど、
ビールもワインも飲むし、
フラムクーヘンだって何枚も食べるだろうから、
結構高くつくような。
大体、そういう細かいことを言う、あんたのほうがケチくさい。

「私はケチではありません!!」

こ、声がでかい。
結局、招待されたいのか、されたくないのか。

「うーん。誕生日パーティに招待もらうは、いいです」

なるほど。
相当残念なのね。招待されなくて。

そうこうしている間に、その話題を離れ、
隣のテーブルの人と仲良くなって、
一時間近く話し込み。
最終的には楽しく帰ってきましたが。
2305140605.png

たまに、こんな風に、怒っている理由がつかみにくくて。
言語的な問題もあるし。
怒りの沸点とかベクトルが、私とはちょっと違うようだし。
そのあたりはドイツ人とか日本人とか関係なく、
単なる個人差なんだけどもね。
でもって、怒ったことをケロッと忘れるところも、
びっくりするけどもね。

てなことがありつつ。
このドイツ人と丸4年一緒にいるわけなんでした。


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