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ドイツに関係があったりなかったりすることの記録、です。

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へっぽこ学芸員、デビュー

所属している歴史愛好会の一番重要な業務は、
村の郷土資料館の運営。

月に一度、第1日曜日の午後3時から5時まで、
あとは年に一度の村祭りとワイン祭りの日という、
ごくごくピンポイントでしか開いていない、
小さな小さなミュージアム。

去年の秋ごろ、歴史愛好会の会長から、
新しい会員と既存の会員がもっと交流できるようにと、
チームを組んで郷土資料館の仕事をするよう提案があり。

「はーい、やりまーす」と返事をしたら、
3月の当番として予定が組まれ。

先日、義母の誕生日会を途中で抜け出し、
郷土資料館での初仕事をしに出かけ。

出かけたといっても、義母の家から30歩ぐらいの距離だけど。

すでに他のメンバーは揃っていて。
会の世話役ご夫婦。

奥さんは私のバッグを鍵のかかる棚に入れてくれて、
「まあ、でも誰も来ないけど。ふふふ」と。

「お客さんが来たら部屋の電気をつけるんだよ。
ま、誰も来ないけどね。あっはっは」とご主人。

まず最初の仕事は、「本日開館」の立て看板を表に出すこと。

午後3時。

受付の机の周りに3人で腰掛け、世間話などしていると、
最初のお客さん、登場。
ノルディックウォーキングの帰りらしく、ストックを持って。

「私は、ちょっと他とは違うミュージアムを訪れるのが好きなの。
ここは、特に気に入ってるのよ」
そんな嬉しいことをおっしゃってくださる方で。

さらに続いて、1組。隣村のご夫婦。
えええー、誰も来ないんじゃなかった?

じゃあ、皆さん一緒に館内をご案内しますよ、
と世話役のご主人が言い、私にもついて来いと。
どんな説明をするか聞いて勉強しろと。

あたふたと、最初の部屋の展示室へ。
マンモスの歯や牛の祖先オーロックスの角などを見ていると、
さらにもう一組。80歳代と思しきご夫婦。
ギャラリーが増え、世話役さんのガイドにも力が入る。
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うちの村はストラスブールの大聖堂にちょっと縁がある。
だから、大聖堂にちなんだ部屋もある。
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昔のうちの村の模型。
家人の実家も美しい木組みの家だった。
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木製かぶスライサー。
こういう懐かしの道具や古い写真を見て、
最年長ご夫婦は世話役のガイドより先に説明を。
古い写真に写っている人が誰かもご存知だったり。
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郷土資料館には、脳を活性化させる働きも、ある。

いつ来ても楽しい、私が大好きな部屋。
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重要な産業であるワイン製造にまつわる品の展示も。
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「ほんのさわりだけご紹介しました」と、
そう言いながらたっぷり1時間ほどのツアーが終了。
私はあとをついて写真を撮っていただけ。

ツアーに参加したお客さんが帰ってからは誰も来ず。

「本日開館」の看板を出して片付けて、
帰り際に各部屋の電気を消して、戸締りを確認しただけという、
訓練されたサルでもできるような、私の初仕事。
でも、入り口に置く案内板の作成を頼まれたり、
あとは、次の企画展に向けて、ちらっと提案などしてみて、
ほんのちょっとだけ「学芸員」っぽいことも。

ドイツではいつまでたっても自分ができることが少なくて、
ちょっと悲しい気持ちではあるんだけど、
まあ、少しずつ、ね。



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