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ドイツに関係があったりなかったりすることの記録、です。

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ドイツのおもちゃの、小さな発明

最近知ったのだけど、
私が「ガラクタ」と呼んで愛でているものは、
「雑貨」と呼ぶこともできるらしい。

そうなると、がぜん聞こえがよくなり、
ほんとにただのガラクタなのに、
格が上がったような気がしてしまうから不思議。

ということで、ちょっと「雑貨」を引っ張り出してきて。

終戦を経て、1950年代から1960年代にかけて、
旅行ブーム、観光ブームが起き。
お土産品の需要もうんと高まり。
この時期、合成樹脂(プラスティックなど)製品も多く作られるようになり。

以前、大量に各地のお土産ブローチがついたチロリアンハットを買ったことが。
1701170220.png

Souvenir AnsteckerとかAndenken Ansteckerと呼ばれるもので、
旅行先でこれを買って帽子などにつけるのが流行ったのだとか。
今でもピンバッジが売られているけど、
当時多かったのは、樹脂に彩色が施してあるもの。

もうひとつ、これもプラスティック製の小さな山小屋。
各地の名前を入れて、ハイキング旅行のお土産として流通していたもの。
ガラクタの値段で買ったものの、状態はかなりいい。
1701170217.png

Hautes-Vosgesと書いてある。
フランスのヴォージュ山脈の南の方を指す。
ドイツ語だとHochvegesenになる。

買おうかどうしようか迷っていたら、
お店の人が「これ、のぞくと山の景色が見えるのよ」と教えてくれる。
あらー、そんな仕掛けだったのか。

家の背面に窓がついていて、
のぞきながら屋根の煙突部分を押すと、
景色を写した写真が1枚ずつ送られて、
小さな小さなスライドショーが楽しめる。
1701170218.png

この製品の名前は、Plastiskopといい、
PlastikopとかGuckiなんて表す場合も。

旧西ドイツ製で、GES.GESCH.という刻印が。
1701170219.png

これは、gesetzlich geschütztの略で、
「法的に保護されている」という意。
この製品は1953年に特許を取り、特許権で守られていると。

スライドをおもちゃの中に閉じ込めた、
なんだかほのぼのとした「発明」。

山小屋(Alpenhütte)シリーズだけでなく、
60年代に広まり始めたテレビやカメラの形をしたものも。

小さなガラクタ、もとい雑貨だけれど、
戦後の、観光旅行の成り立ちや、
プラスティック製品の市場拡大、
工業製品の登場と発展など、
時代のあれこれを映していて面白い。

私は、安くてカワイイというだけで買って、
後付けでごにょごにょと書いてるだけですが。

このPlastiskop、実は注文が可能。→http://www.plastiskop.de/
テレビやカメラや山小屋など、好みの外観を選んで、
手持ちの写真をスライドにしてもらうことができる。

ドイツの雑誌でオリジナルPlastiskopの使い途について提案が。

結婚式の招待状として、
2人の写真、結婚式の日時、場所、新婚旅行の行き先、
そしてお祝いに欲しいと思っている物の写真などを、
ミニスライドショーにして送るのはどうかと。

にゃるほど。
義弟の嫁が好きそうなアイディアだ。

ガラクタを見つける喜びは、
物にまつわる周辺情報を知る面白さでもあり。
お金のかからぬ遊びです。



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