YはYpsilonのY

ドイツに関係があったりなかったりすることの記録、です。

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ドイツ人を連れ出すための、あの手この手

金曜日の朝に出張から帰ってきて、
土曜日はちょっと風邪気味だと言いつつ、
肉体労働に精を出していた家人。

日曜朝から、ごろごろーごろごろー。
いや、休みの日だし、お疲れだろうし、
いいんだけど、いいんだけれど。

風邪といっても、熱があったり咳が出たりということもなく、
ただ鼻水が気になるという程度。
怠けたいだけの口実にしか聞こえない。

しかも、私が出かけたがっているというのを察しつつ、
気づかぬふりしてテレビを観ているようにも見える。

「どこか出かけようよ」
「私はちょっと病気です。温かい飲み物欲しい」

よしよし。
じゃ、家人が大好きな生姜入りはちみつレモンを作ってあげよう。

「これ飲んだら、ちょっと散歩に行こう」
「どこへ行くか」

お、ちょっとその気になったな。
行きたいところは色々あるけど、
家人のモチベーションを更に上げるためには。

「バーデン・バーデンを歩いて、ケーキ食べるのはどう」
「いいですよ」

おーし。

家人のお気に入りの散歩コース、
バーデン・バーデンのリヒテンターラー・アレー。
ここに行こうと言えば、間違いなくOKが出る。
1601170154.png

で、ケーキは、散歩道沿いにある高齢者施設の中のPark Caféで。
バーデン・バーデンらしい、なかなかラグジュアリーな施設。
1601170151.png

落ち着いていて静かなカフェ。
私はリンゴのタルトを。
1601170152.png

電球に羽根が生えた、面白いランプがぶら下がり。
1601170153.png

さて、お腹も満たされて。

「あのさ、フリーダー・ブルダ行かない?」
「今、なにがありますか」
「テーマはKerze(ろうそく)で、いろんな人のいろんなKerzeの絵」
「・・・面白いかどうか」
「ゲルハルト・リヒターのKerzeもあるよ」
「知りません」
「世界で一番高い絵、描いた人」
「信じられません」

私もほんとに正しい情報かどうか自信がなかったけど、
そこは嘘も方便で(笑)、なんとか家人を美術館に連れて行くことに成功。

リヒターの作品は、
フリーダー・ブルダのメインコレクションのひとつでもある。
1601170157.png

ろうそくをテーマにした絵画、写真、彫刻、インスタレーションなど、
様々な作家の作品が展示され。
ぜいたくで楽しい。
1601170156.png

1601170155.png

ろうそくが性的に描かれている作品も多く、なるほどねーと。

家人はコンテンポラリー・アートの解釈で頭がいっぱいになっていて、
とある作品の前で、眉間に皺を寄せている。

「ここになぜOpfer(犠牲者)と書いてありますか」
「Opferのためにお金を入れる箱だからじゃない?」
「あっ!トースターだと思いました。
なぜトースターにOpfer書いてあるか一生懸命考えました」

描かれた募金箱を、
小豆大の脳みそをフルに活動させて「トースター」だと読み取ったと。
残念だったね。間違えちゃったね。
いや、まあ、トースターと思ったのならそれでもいいよ。

家人の風邪も大したことなく、
なんだかすごく久しぶりの、普通のいつもの日曜日。
まんまと連れ出すのに成功、と私は思っているけど、
案外向こうは向こうで、ご機嫌をとってやったぞと思っているかも。



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