YはYpsilonのY

ドイツに関係があったりなかったりすることの記録、です。

ドイツでスコーンを食べる、はずだったけど

最近は、うちの村にあるスーパーにも、
ずいぶんいろいろなものが置いてあるようになったし、
フランスのスーパーへ行くという選択肢もあり、
そうすると、袋にどさっと入ったマドレーヌが、
どれを買えばいいのか迷うぐらい豊富に売られていたり。

もちろん、なければ自分で作る、ということだってできる。
あるものだけで、十分に生きていける。

それでも、ああ、人間というものは。
ないものを手に入れたくなる。

スコーン。

湖池屋のじゃなくて、イギリスの。

スコーンは、私の知る限り、近所では手に入らず、
フランスのスーパーでも見かけたことがない。

私はどちらかといえば、ジャムではなく、
クロテッドクリームのみ、
あるいは蜂蜜を添えて食べるのが好きで。
あの、バターの風味、
しっかりしているようで、ほろっと崩れる食感、
一旦思い出したら、頭から離れなくなり。

半年以上募らせた、そんな私の食い意地が、
超能力のような威力を発揮し、
なんと、スコーンを売りにしているカフェを発見するに至り。

カールスルーエの中央駅から歩いて10数分のところにある、
Sukie’s Cake Shop

スキエさんという日本の方のお店、
ではなく、ここで飼われている「スーキー」という犬の名が店名に。

サイトで場所をよーく確認し、お店の写真も見つつ、
注意深く歩いていたのに、なぜか通り過ぎ。
お店の外観が、イメージとはちょっと違っていたせいか。
1310160054.png

スコーンだけではなく、
イギリス、あるいは、アメリカのレシピで焼くお菓子があるとのこと。
そういうアプローチは、この辺りじゃ珍しい。

店内は、昼の忙しさが一段落という感じでガランとし。
でも、何かケーキの注文でも入っているのか、
オーナーの女性は、厨房で忙しくしているようで、
手伝いに来たと思われる人が、不慣れな様子で、
でも、親切に応対してくれる。
1310160051.png
ポット型のランプが目を引く

「あの、スコーン、ありますか」
「あ、スコーン?ちょっと待って。スコーンは確か・・・」

奥から「週末だけ!」と声が聞こえる。

ええっ。
そうだったのかあ。がーーーーっくり。

しかたなく、店頭に並んでいたzwetschgenkuchen(プルーンのタルト)を。
いや、でも、ツヴェッチゲンクーヘンなら、ここじゃなくてもなあ。

お店の内装も、イギリス風なのかアメリカ風なのか、
おそらくどちらでもない気もするけど、
とにかく50年代風を目指したのか。

壁にこんなメッセージボードがあるのは、
イメージとしてのアメリカを再現している感じ。
1310160053.png

スコーンがない失望感で、肩を落としつつ、
やってきたケーキを一口、口に運ぶと。
1310160052.png

うっわ。うわわわー。こりゃ、おいしい。
タルトの生地がさっくりしていて、甘さもちょうどいい。
これまでに食べたツヴェッチゲンクーヘンの中で、一番おいしいかも。

すっかり気を良くして、背筋もしゃんと伸びちゃって。
うん。ここのケーキに会えてよかった。
あっという間に、立ち直る。

おーし。
スコーンは、いつか週末に食べに来ちゃうぞ。




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