YはYpsilonのY

ドイツに関係があったりなかったりすることの記録、です。

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「話したい」モードで、タクシーに

そういえば、ドイツで、
一人でタクシーに乗ったことなんて、
10回にも満たないかも。

しかも、その多くが、
最終バスが夜7時台といううちの村に辿り着くための、
Anruf Linien Taxi(ALT)という乗合タクシー。

バスの路線通りに走るタクシーで、
乗りたい時間の30分から45分前までに電話で予約をし、
どのバス停から乗りたいかを告げておく。
時間になったら希望したバス停から、
自宅最寄りのバス停まで、バス代のみで送ってもらえる、というもの。
自宅がバス停から離れている場合、
バス停から1キロまでの距離なら、
追加料金1.5ユーロほどを払って回り道をしてもらうことも可能。

なので、このタクシーを利用している時は、
一人で乗るといっても、大抵は見知らぬ人と同乗。
私はあまり会話に加わることはないけど、
当たり障りのない話をしながら夜の山道を抜けていく。

その他のタクシー経験といえば、
空港からホテルまで、とか、
駅から目的地まで、といった具合で、
流しのタクシーを拾ったことというのは一度もない。

日本だと、勝手がわかるし、
公共交通機関が動いていない夜中に移動する機会が多いし、
町なかならいくらでもタクシーが走っているし、
ひょいっと手を挙げて、タクシーのお世話になることが多い。

2308150746.png
もうすぐ竣工。新しくなっても、名前は昔のまま。

先日も、夜中にタクシーで帰宅。

運転手さんが、道の風景は覚えているけど、
道の名前が出なくなった、という話を。
「絵」として覚えているということは、
右脳はしっかりしてるんですよね、と続けておっしゃり。

「他人と話したい」モード中だったこともあり、
話を聞き流すのではなく、
もう少し積極的に会話を展開しようと試みる。

「子供の頃に慣れ親しんだ地名や道の名前はどうですか」

そこから、適度な距離感でやりとりが続き、
記憶の話から、読んだ本の話へ。
移民を題材にしたとある小説の題が出て。

運転手さんは今61歳だそうで、
以前は15年ほどかけて世界のあちこちを旅していたと。
それで、あと3か月ほどで仕事を辞め、
海外へ移住するつもりだと。

行き先はもう決まっていて、南の国の、とある島。
物価が安くて、暖かいところ。
豊富な海外経験からよく検討した場所なんだろう。

それにしても、軽やかな生き方。
でも、決して「楽」ではないだろうに。

私の身内には、こんなふうに「身軽」な人はいない。
精神的にも物理的にも、
自由に自分の居場所を決定できる勇気もないし、立場にもいない。
ドイツに住んでいるというだけで、
私ごときが割と「身軽」な人と言われがちだけれど、
配偶者がドイツ人だからで、そこにほいほいと住みに行っただけ。
「お気楽」ではあるものの、行動的ではない。

25分ほど運転手さんと話をし、「お元気で」と告げて車を降り。

私、もっと解き放たれたいんだろうか。
満足していないとしたら、何に?

ああ、こんなもやもやは20歳ぐらいまでに解決したと思っていたけど。
・・・暇すぎるのね、きっと。



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