YはYpsilonのY

ドイツに関係があったりなかったりすることの記録、です。

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ドイツ流、「合格祈願」のメッセージ

この時期、うちの州では、
アビトゥア、略してアビと呼ばれる、
大学入学資格取得のための試験が行われていて。

試験のシステムとか内容よりも、
それを取り巻くいろんな事情に興味がある私。

一緒にアビを乗り越えた仲間たちで、
お揃いのTシャツを作ったり、
車の窓ガラスにアビの年度のロゴを貼ったり、
服屋に行くと、アビ終了パーティに出席するために、
スーツやドレスを選んでいる家族連れを見かけたり、
なかなかアビ・ビジネスも盛り上がっているようで。

で、学校の周りには、今、
PlakatとかBannerとかTranparentと言ったりする、
大きな布にかかれたMutmach(激励)メッセージが、
所狭しと掲示され。
一見デモ隊に封鎖されたかのごとく。
2103150209.png

受験生の両親が子供のために、
祖父母が孫のために、
友人のため、ガールフレンド、ボーイフレンドのため、
せっせと手作りしたもの。
貼ったり吊り下げたりという作業も、
学校がするわけではなく、親たちがするらしい。
2103150221.png

ドイツ語で書かれていると、
ワンクッション置いて頭に入ってくるので、
それほど違和感がないけれど、
これが日本語だと、例えば、
「翔太へ。幸運を祈る!父と母より」
「健太、君ならきっと大丈夫!友人一同」
といった感じかと。
「岳ちゃん!が=んばれ、く=あれば、楽あり」
と、あいうえお作文のようなものも。
2103150208.png

どうなんでしょう。
日本の高校に、親が手作りしたこんなメッセージが貼られていたら。

結構英語で書かれたものがあるのも面白い。
ドイツ語だとやはりストレートなのが気になるのか、
英語の方がちょっとイケてる感じに受け取れるのか。

この横断幕の掲示には、学校ごとに色々ルールが。

生地の大きさや、掲示場所が決まっているのはもちろん、
掲示する際に建物を破損するといけないので、
掲示許可が有料になっているとか、
で、10ユーロなり払って、期日までにきちんと撤去した場合は、
5ユーロ返還されるとか、
火事が懸念されるので、不燃性の特殊な生地が指定されているとか、
不適切な内容が認められる場合は学校が撤去するとか。

ある学校の校長が、新聞のアンケートに対し、
「横断幕については、別にいいんじゃないでしょうか」と答え。
それを読んだ、ある母親が。
「うんにゃ、学校で掲示は望ましくないという説明を聞いた。
話が違うじゃないか」と反応。
「横断幕は校内校外問わず控えるべき。
誰かを励ましたければ、直接話せばいいと副校長が言っていた」
生徒の一人はそう証言したと。

そんなことが新聞に載るほどだったり。
それだけ大きな関心事なんでしょうか。

大昔に受験生だった、うちの家人なんかは、
「こんなことされたらPeinlich(気まずい)です。
それに、これはドイツの文化っぽくない」と言う。

果たして、実際に応援されている子供たちはどうなんだろう。
誇らしく思っているのかなあ。
うーん。受験生本人は、それどころじゃないか。




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